2021-03-03 第204回国会 参議院 予算委員会 第3号
○国務大臣(丸川珠代君) この問題については、これまでに非常に幅広い議論がなされておりまして、夫婦の氏に関する具体的な制度の在り方については、夫婦選択的別氏制度、なかなか通称使用と別氏もまだ国民の皆様の全てが理解されているわけではないと思いますので、まず自分事としてこの問題を捉えていただけるような活発な議論、しかも自分事として深く考えていただく議論を後押ししたいと思っております。
○国務大臣(丸川珠代君) この問題については、これまでに非常に幅広い議論がなされておりまして、夫婦の氏に関する具体的な制度の在り方については、夫婦選択的別氏制度、なかなか通称使用と別氏もまだ国民の皆様の全てが理解されているわけではないと思いますので、まず自分事としてこの問題を捉えていただけるような活発な議論、しかも自分事として深く考えていただく議論を後押ししたいと思っております。
現在、内閣府では、第五次男女共同参画基本計画の策定作業を行っておりますが、その策定に当たって行った意見募集では、選択的別氏制度の導入を求める意見が四百件以上寄せられているところでございまして、その中には、旧姓使用を拡大しても対処し切れない支障があり、同制度の導入を求めるという意見が多数ございました。 具体的な意見としては、大きく分けて三つのタイプがございます。
私は、選択的別氏制度、別姓制度を実現さえしない下で法律婚配偶者だけを保護するということになれば、これは排除という声が出てくるのも当然だとも思うんですけれども、今後の問題、どんなふうにしていくのかということについて、大村参考人、いかがお考えでしょうか。
むしろ、LGBTについては特別に法律で保護するというようなことも考えていいのかなというのもちょっとあるのと、選択的別氏制度ができた場合には、事実婚というのは今度は法的に保護しなくていいのかなというような部分が出てくる、そういう概念もあるのかな、ちょっとそんなような、非常に勉強になりました。
けれども、家族の在り方などを理由として、あるいは盾として、その選択的別氏に私は極めて後ろ向きな姿勢だというふうに言わざるを得ないと思うんですね。 別のカップルの声として、ふだんは困っていないけれど、やっぱり私たちは法律婚を望んでいるんだという、そういう思いを語られた方もあります。
これは、選択的夫婦別氏制度と両立しないものではありませんし、この選択的別氏制度を否定したり、これで別氏制度の議論を停滞させるというものでもないと思っております。 旧姓の通称使用を拡大したとしても、それとは別途、選択的夫婦別氏制度の議論はしっかりと進める必要があると考えますが、上川法務大臣の見解をお伺いいたします。
これに反対する立場の方、選択的別氏制度導入に反対をされる立場の方からは、そういうことを認めると今のような家庭の一体感というものが失われてしまうのではないかということが懸念されているというふうに思います。私もそういう時代に民法を学んだせいかもしれませんが、私の頭の中にはやはりそういう考え方がないわけではございません。
○大森参考人 先ほど申しましたように、私は、いわゆる選択的別氏論の方が理念的にはいいという立場でございますので、なかなか今の、お答えしにくい面があるんですけれども、先ほど申しましたように、職業上の支障、先祖の祭祀の主宰の必要など、その他の事情、特別の事情があり云々という法律の規定にいたしますと、その他の事情の一つの例示を挙げたにすぎませんので、どうしても自分は、自分の人格が吸い取られるように思って、
まあしかし、そのような中で我が党の有志が、参議院は平成会という会派を組んでおりますけれども、その平成会の有志が選択的別氏制度を議員提案いたしております。私も基本的にはその考え方に賛同しているということで、その立場できょうは質問をさせていただきたいと思います。 最初に、基本的にこの選択的別氏制度に賛同していらっしゃる福島参考人と熊崎参考人にお伺いしたいと思います。
そうした事実婚関係にある方、あるいはそこには至らないけれども同棲をしている状況の方が、選択的別氏ができることによって婚姻届を出すかどうかということでありますが、逆に言うと、氏の問題がここで選択制が認められますと、婚姻届を出すことの法的な意味というものは、せいぜい言えば相続、あるいは逆に扶養義務が発生する、そういった部分にとどまります。
この問題につきましては、委員御指摘の平成八年の総理府による世論調査の結果におきましても、別氏夫婦間の子供の氏は統一すべきであるという意見が全体の七二・五%を占めているわけですし、選択的別氏制度の導入に賛成の立場からも過半数の意見がそういうことであったということもつけ加えて申し上げたいと存じます。